
私は、地元荒川九中出身で上野高校をご卒業しています。はじめは文系の大学で美術史を学びました。それから理系の大学で物理を学びました。そして大学院では政治学を専攻し、今も研究をしています。
高橋先生は、大学の先生としてどういったことをしているのか?毎日中学や高校の先生と同じようにずっとなにかを教えているのか?
実は、そうではなく一斉授業は週に1〜2回くらい、あとはゼミでの指導、それ以外は研究に時間を割くことがほとんどです。生徒は一部屋に300人くらいでしょうか。直接話をすることはありません。名前も知りません。大学は様々な学部があります。そのなかで私は政治経済学部で政治学を教えています。
私は政治思想を中心に学び、論文を発表してきました。特にヨーロッパの文化について論文を書く仕事が多いですね。コロナが流行する以前は、頻繁にヨーロッパに出向いて、その土地の文化を学ぶことが多々ありました。
日本と海外の大学を結び付けることにも力を入れてきました。外国人講師、交換留学先を見つける等も行いました。是非、多くの若者に海外に出て行って欲しいです。海外に出て多くの経験を積んでください。自分の世界を広げて欲しいと思われています。
就職部の活動や、体育会の顧問、入学試験の作成にも関与したこともありました。ゼミの学生との交流も頻繁に行いました。ゼミの卒塾生はよく訪ねて来てくれます。現役生と懇親会を設けてくれます。学年の垣根を越えて今も交流は続いています。
いま中学生、高校生に言いたいことは、「将来何をやりたいか?」を先に見つけることが大事です。その仕事に就くための大学選びになるわけです。
私自身、文系の大学を卒業され、後に理系に進まれ、最終的には大学院で政治学を学ばれました。それからずっと明治大学で教鞭をとってきました。
Q:明治大学志望ですが、各学部について教えて下さい。
A:商学部、政治経済学部など、そのあたりは正直どこに行っても、共通する勉強をします。絶対にこの学部じゃなければダメ、というこだわりはなくていいです。
また、後に人間ではなくロボットやAIにとって代わられるような仕事は何だろう、と考えていきましょう。
Q:起業をしたいのですが、大学在学中に起業している人はいますか?
A:います。頭のいい人ほど、起業をします。大学で勉強しながら知識を学んだうえで起業につなげられるのがいいと思います。おススメです。
大きな会社に入るんではなく、自分で始める方がいいかも知れません。
Q:将来の夢が見つかりません。自分の強みもよくわかりません。どうしたらいいでしょうか?
A:正直、何をやってもいいと思います。どこでもいいから大学に入って、そこから考えたらいいと思います。大学は多岐にわたっていますから、一年生の内にじっくり考えたらいいと思います。
Q:どうしたら勉強へのモチベーションがあがりますか?
A:正直な話として、有名大学を出る事にこしたことはないです。就職がいいのは確実です。ですので、もしいい仕事をしたいのであれば有名大学に進学した方がいいです。
ですので、この仕事をしたい、ということを考えてそのために勉強を頑張ろう、と思えたらいいのではないでしょうか?
Q:やりたいことがたくさんあったらどうしたらいいですか?
A:全部やったらいいですよ!